リーグ2連覇中の川崎フロンターレが首位FC東京とのアウェーでの「多摩川クラシコ」に完勝し、勝ち点を35に伸ばした。

先制点はエースFW小林悠から生まれた。前半20分、左CKに頭で合わせ、ゴール右へ決めた。

追加点は後半10分。中央でボールを持ったMF中村憲剛から狭いエリアを通すパスが右にいたFW小林へ。すばやく中へ送ったボールをFW斎藤学が右足で合わせた。川崎Fらしい鮮やかなパス回しから2点目が生まれた。

さらに24分、王者がダメ押し点を奪った。中央での競り合いからのルーズボールをMF斎藤が拾い、一気にドリブルでGK林彰洋と1対1に。1度は林の好セーブで止められたものの、こぼれ球まで奪ってさらに攻撃。最後はMF阿部浩之が左足で鮮やかなミドルシュートをゴール左隅へ沈めた。

FC東京は持ち味の堅守を崩され、今季初の3失点。シーズン後半戦をうらなう“多摩川クラシコ”は川崎フロンターレの圧勝で終わり、東京の首位は変わらないが、上位は混戦模様となってきた。