湘南ベルマーレが昨季清水エスパルスでプレーしたFWクリスラン(27)の獲得に動いていることが15日、分かった。

交渉は詰めの段階で、近日中にも正式発表される見込み。2年連続のJ1残留へむけ、今夏の移籍市場で得点力のあるFWの補強に着手。日本でのプレー経験があり、身長187センチで高い身体能力を持つブラジル人助っ人に白羽の矢を立てた。

クリスランは昨年10月のリーグ戦で右膝前十字靱帯(じんたい)損傷で全治8カ月の大けがを負い、そのままシーズン終盤を欠場。今年1月に契約満了で清水からレンタル元のポルトガル1部ブラガへ復帰し、母国ブラジルでのリハビリなどで復活を目指していた。湘南の関係者によるとすでに来日済み。膝の状態も良好だという。14日にホームBMWスタジアムで行われた神戸戦では湘南のシャツを着てスタンドで試合を観戦していた。

◆クリスラン 1992年3月13日、ブラジル出身。同国でプロデビューし、15-16年シーズンにポルトガル1部ブラガへ移籍。同1部トンデラを経て17年にブラガから仙台に期限付き移籍。18年はブラガから清水へ期限付き移籍でプレー。J1通算53試合13得点。左利き。187センチ、85キロ。