オランダ1部トウェンテへの期限付き移籍が決まったG大阪FW中村敬斗(18)が17日、パナスタ内で会見した。

「U-20W杯を経験して海外でプレーしたい思いが強くなった。不安はない。わくわくしている」。

また磐田への移籍が発表された元日本代表MF今野泰幸(36)も取材に応じ「別れるのは寂しいが、まだまだ若手のつもりで頑張ります」と決意を語った。

今夏、G大阪から主力級の流出は大量6人となった。正式な加入は現時点でドイツから戻った元日本代表FW宇佐美貴史(27)1人。だがG大阪の山内社長は「ネガティブには捉えていない」と言い、「流出はマイナスだが世代交代も含め逆に血を入れ替えることにつながる。補強もしっかりやる。これからは逆(獲得)の発表」と宣言した。

元日本代表MF井手口陽介(22)にオファーも、本人の欧州志向が強く難航しているが、この日早速、補強が判明。川崎Fの複数の位置をこなすMF鈴木雄斗(25)獲得が判明した。山内社長は「(仏1部ボルドーへ移籍の)ファン・ウィジョは移籍金を高く設定していた分、お金を置いていってくれる」。その資金を元手に補強へ動く。現在11位。巻き返しへ、失った大きな戦力の補充は「必」となる。【実藤健一】