J2FC琉球へ完全移籍するコンサドーレ札幌MF小野伸二(39)が移籍発表から一夜明けた6日、“札幌カムバック”を約束した。

札幌・宮の沢での練習後、集まった報道陣に取材対応。「これだけ携わったチームだから、この先自分がいつサッカーをやめるかまだ想像してないけど、そうなった時、何かしらの力をチームに還元できれば。いつまでも関係としては関わっていきたいなと思う」と話した。移籍決定後、札幌野々村芳和社長(47)も「多分長くきっと将来一緒に仕事することはあるだろうって感覚はある」と口にしており、“再会”の期待を持てそうだ。

それでもサポーターにとっては「小野ロス」の影響は大きい。この日、練習場には約500人のサポーターが駆けつけた。小野は約40分間、惜別するファンから求められたサインや写真撮影に応じた。移籍前ラストゲームとなる10日浦和レッズ戦のチケットの売れ行きは急増。5日のみで通常の3倍の約1000枚が売れた。試合後には、移籍選手としては異例のセレモニーを実施。小野の札幌在籍6シーズンを振り返る特別映像が流される予定で、関係者は準備に追われている。