ガンバ大阪の宮本恒靖監督(42)が7日、大阪・吹田市内で練習後にイングランド2部リーズから1年半ぶりに復帰したMF井手口陽介(22)が10日サンフレッチェ広島戦(パナスタ)でメンバー入りする可能性を示唆した。

6日から練習に合流した井手口はコンディション面から広島戦に向けては慎重だった。指揮官は「練習を見ている限りは問題ない。まあ、あと2日練習を見てからだが」と前向きに話した。「(基本は)中盤の底だが、いろいろ可能性はあると思う」と期待した。

今夏、主力級6選手が移籍も井手口、宇佐美、パトリックら復帰組を中心に戦力を整えてきた。宮本監督は「ピンポイントで質の高い選手が入っているが、出ていった選手も多い。その中でバランスを見つけていく」。

前節のヴィッセル神戸戦は2-0から追いつかれる痛恨のドロー。「試合の終わらせ方を含め、しっかり勝ちきるようにしていきたい」。“新戦力”井手口がその起爆剤になる。