川崎フロンターレのU-22(22歳以下)日本代表MF田中碧(21)が、鼻骨を骨折したまま優勝したYBCルヴァンカップ決勝の北海道コンサドーレ札幌戦に出場していた。

田中は30日、川崎市内でのチーム練習にフェースガードを付けて参加。19日のガンバ大阪戦で相手FWと競り合った際、骨折していたことを明かした。ルヴァンカップは21歳以下の選手を1人以上先発起用する規定もあり、強行出場。28日に矯正手術を受け、この日の朝に退院した。

田中は「手術は10分ほどでしたけど、鼻の奥への麻酔が痛すぎて泣きました」と苦笑し「幸い痛みがなく、すぐに合流できました」と11月2日の広島戦を見据えた。

ルヴァンカップ決勝を「競り合いとかすごく怖かったですけど気合でできました。勝てたのは大きかった」とキッパリ。ただ、初の大舞台での個人のプレーには「緊張してボールが足につかなくて、初めて思うように動けなかった」と振り返り、「精神面も含めて自分はまだまだ足りない」と反省することも忘れなかった。