J2京都サンガは7日、京都市内で新加入選手および新体制の発表会見を行った。実好礼忠新監督(47)をはじめ、元日本代表FW李忠成(34)ら新加入選手13人(FWピーター・ウタカとMF谷内田哲平は欠席)がお披露目された。8日から京都・東城陽グラウンドで始動する。

実好監督は「控室からワイワイ、すでにチームとして動いている。(J2)タイトル、J1に上がれるよう持っていきたい」と所信表明。昨季はコーチとしてチームを支え、監督に昇格した。選手としてはガンバ大阪で2季主将を務めるなど、黄金期の主力選手として活躍した実績がある。「アグレッシブにゴールに向かうスタイルをやりたい。個性を存分に出してほしい」と打ち出した。

理想のサッカーはプレミアリーグのマンチェスター・シティーにあるという。「昨季もマンCの試合は見せていた。ポゼッションだけでなく、速い攻め。ああいうサッカーが理想」。自身、年末年始にプレミアリーグでマンチェスターCとリバプールの試合を視察してきたという。感覚を養って、10年度シーズンから遠ざかるJ1昇格に挑む。

4日にモデルの樋場(とよば)早紀との結婚を公表した李も、新天地での決意を新たにした。移籍の理由を「一番魂が燃えるチームだから」と明かし、「世界一と言ってもいい街の京都にあるサッカーチームは、アジアを代表するチームにならないといけない。J1にないといけないチーム。昇格のために持てる力すべて捧げたい」と熱く誓った。