フランス1部トゥールーズの元日本代表DF昌子源(27)の獲得交渉を行っているガンバ大阪の松波正信強化部長(45)は1日、昌子に複数年契約を提示することを明らかにした。

キャンプ地の沖縄で「もし入団する場合、年齢を考えても、また海外(に行きたい)と言わずに在籍してほしい」と説明。日本代表で主将のDF三浦が今夏以降に欧州移籍する可能性を踏まえ、中心選手として迎え入れる意向を示した。

トゥールーズとは間接的に金銭など条件面を詰めている状態といい、先方も昌子の放出には前向きになったもようで、違約金も推定2億円から減額して1億円程度になる見込み。昌子の体調に関して、松波強化部長は「大丈夫とは聞いている」とし、即戦力として期待。2月のルヴァン杯やJ1開幕までには正式契約を結ぶ可能性がある。

昌子は神戸市生まれでG大阪ジュニアユース出身のセンターバック。鳥取・米子北高から鹿島アントラーズを経て、1年前に欧州移籍を実現させていた。18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会代表で、今季は故障でわずか1試合の出場にとどまっていた。