日本野球機構(NPB)とJリーグは2日、都内で新型コロナウイルスに関連する合同記者会見を行い、「新型コロナウイルス対策連絡会議」の設立を発表した。

会見にはNPB斉藤惇コミッショナーとJリーグ村井満チェアマンが出席した。構成メンバーはNPBのコミッショナーと12球団の代表者、Jリーグ側は村井チェアマンのほか、リーグの理事、特任理事9人と日本サッカー協会から3人が参加予定。このほか専門家チームも設置し、東北大学名誉教授と東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授を兼務する賀来満夫氏、愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授の三鴨廣繁氏、東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授の舘田一博氏の3人も参加する。

第1回会議は3日に実施予定。両法人が連係して情報共有などを行い、ウイルスの感染拡大の防止、選手、スタッフらの安全確保を行っていく。

今回の新型コロナウイルスの影響により、NPBは3月15日まで予定されている全72試合のオープン戦と、2月29日開始の春季教育リーグ、練習試合も無観客で実施することを決定済み。Jリーグも3月15日までの公式戦94試合(ルヴァン杯16試合、リーグ戦78試合)の延期を発表している。