J1名古屋グランパスは2日夜、元日本代表FW金崎夢生(31)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

この日夜、オンライン会議システム「Zoom」を使用した会見を開き、小西工己代表取締役社長らが会見に臨んだ。J1リーグは7月4日に再開が決まったばかりで、再びリーグ全体に衝撃が走った。金崎は今季、サガン鳥栖から移り、4月3日に練習合流した。

名古屋では新型コロナウイルスの全国的な拡大を受けて4月6日から事実上のチーム活動の休止に入っていた。だが5月20日から愛知・豊田市内の練習場を開放し、時間別で少人数によるグループ練習を実施。6月1日からは全体練習に移行したばかりだった。クラブハウス内の控室を2つに分け、シャワールームも時間差で使うなど感染防止の工夫は施してきた。

Jリーグの選手では3月30日にヴィッセル神戸DF酒井高徳(29)の陽性が初めて判明し、セレッソ大阪GK永石拓海(24)、J2ザスパクサツ群馬DF舩津徹也(33)も相次いで感染。神戸はトップチーム関係者2人も感染したことが判明した。

◆金崎夢生(かなざき・むう)1989年(平元)2月16日、三重県生まれ。滝川二から07年大分に加入。名古屋、ニュルンベルク(ドイツ)ポルティモネンセ(ポルトガル)などでもプレー。15年に国内復帰後、鹿島アントラーズ、鳥栖を経て、今年3月に名古屋に移籍。J1通算299試合64得点。日本代表通算11試合2得点。180センチ、70キロ。血液型A。