7月4日に再開するJ1の再開カードが8日、内定し、FWカズ(三浦知良、53)が所属する横浜FCはホームで札幌と対戦することが決まった。再開2戦目はアウェーでの柏戦になる。しばらくは東西2ブロックに分かれて、近隣同士の対決となる。ルヴァン杯は8月5日からの再開。日時、会場などの詳細は、15日にも正式発表される。

カズにとって13年ぶりのJ1舞台。2月23日の神戸(アウェー)との開幕戦はベンチ外。53歳の誕生日だった2月26日のルヴァン杯鳥栖戦(アウェー)でベンチ入りが濃厚だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期になり、その後は緊急事態宣言が出され休止期間に入っていた。今季は「交代枠5人」とレギュレーションが変わり、カズがベンチ入りし事実上の“J1開幕”を迎える可能性が十分にある。

カズがJ1で札幌と対戦するのは、V川崎(現東京V)と神戸在籍時に5試合あるが無得点。J1、J2通算でも札幌戦17試合でゴールはない。カズはJ1では歴代7位の139得点で、20クラブからゴールを奪ってきた。再開初戦でゴールを決めれば、21クラブ目からの得点となる。

再開初戦の会場はニッパツが濃厚。再開後は無観客開催だが、カズはオンライン取材で「1人カズダンスで盛り上げたいなと思います!」と「ウイズ・コロナ」の得点時のダンスをイメージしていた。カズがJ1で得点すれば07年9月1日の広島戦(三ツ沢)以来。直近では17年3月12日のJ2群馬戦(ニッパツ)で、この得点はプロ最年長ゴールとしてギネス記録に認定されている。J1出場もギネス級記録となるが、「1人カズダンス」が披露されれば、世界的なニュースになるのは必至だ。

 

▽J1再開カード(※左がホーム)

浦和―横浜

柏―東京

川崎F―鹿島

横浜FC―札幌

湘南―仙台

清水―名古屋

G大阪―C大阪

神戸―広島

大分―鳥栖