Jリーグは9日、ウェブによる実行委員会を開き、7月10日以降の試合から観客を入れて行うことで合意した。J1は同4日から無観客で再開するが、再開3戦目の第4節から上限5000人の観客を入れてリーグ戦を行う。

実行委員会後のオンライン会見で村井満チェアマン(60)は「自治体、政府のご理解がいただける中で、感染拡大阻止の準備をした中で、お招きできるような準備をしています」と話した。さらに8月1日からは政府方針に従い、観客間の距離を1メートル保つことを前提にスタジアム収容人員50%まで観客入場を許可することも確認した。

またJリーグは、各実行委員にリーグ戦の順位決定方法も提案した。「(1)勝ち点。勝ち点が同率の場合(2)得失点差(3)直接対決の成績(4)全試合の勝利数(5)全試合の総得点数(6)反則ポイント(7)抽選」の順で年間順位を決める。VARの導入は今季は見送ることも提案。村井チェアマンは同委員会で「ビデオオペレーションルームが密になるため」と説明したという。

日程に大きな遅れが出たため、移籍できる夏のウインドーは7月31日~8月28日に変更。追加登録は11月6日までとなる。新型コロナウイルスの感染者が出た場合など、試合が開催できる条件として「トップ登録選手が、14人(うちGK1人含む)ベンチ入りメンバー登録できれば試合可能とする」との見解も示したという。スポンサー拡大のため、来季からはユニホームのパンツ後ろ(お尻)部分にも1カ所協賛会社名を入れることも可能とする。

この日の提案は、各クラブの承認を得ており、いずれも23日の理事会で協議し、承認されれば最終決定となる。【盧載鎭】