セレッソ大阪の来季組閣に元監督のレビークルピ氏(67=ブラジル)が入る可能性があることが21日、分かった。

ロティーナ監督の今季限りでの退団が決まり、来季は元日本代表MFの名波浩氏(47)や元韓国代表FWの黄善洪(ファン・ソンホン)氏(52)らクラブOBを軸に新監督の人選を進める見込み。一方で交渉は流動的のため、過去3度もC大阪で監督を務めた世界的名将に、組閣入りを要請するプランがある。

レビークルピ氏は18年7月にG大阪で、19年4月に母国アトレチコ・ミネイロで解任後、監督業からの引退を宣言。現在は完全フリーで67歳ながら健康状態に問題はないという。

関係者の話を総合すると、C大阪の後任監督が決まらない場合は同氏の4度目の監督就任や、他にはアドバイザーなど助言を送る役職に就く可能性もあるという。

 

◆レビークルピ 1953年2月28日、ブラジル生まれ。引退後の85年から約34年間でのべ31クラブで監督に就任。C大阪では97、07、12年と3度就任し香川や乾らを海外移籍させた。J1通算68勝38分け56敗。母国で日本食店も経営、C大阪とは家族のような信頼関係