横浜FCの東京五輪世代、U-24(24歳以下)日本代表入りが期待されるMF松尾佑介(23)が、今季もクラブに残留することが6日、複数の関係者の話で分かった。

昨季はルーキーながらリーグ戦で7得点。チームトップの得点を記録した。他クラブも動向を注視し、去就が注目されていたが、契約を更新する方向となった。

昨年10月14日の仙台戦で左肩鎖関節脱臼のけがを負った。全治約2カ月と診断され、同20日には手術。シーズン終盤での長期離脱となったが、リハビリの経過は良好のようだ。2月の開幕戦へ向け、順調な回復ぶりを見せているという。

浦和のユースを経て、仙台大から加入。主に左サイドを主戦場とし、抜群の瞬発力が魅力。昨年8月15日の湘南戦では、J1初得点を含む2得点を挙げた。FW斉藤光がベルギー2部ロンメルに完全移籍した。2年目を迎える松尾に、不動の主力として期待がかかる。

◆松尾佑介 1997年(平9)7月23日、埼玉県出身。戸塚フットボールジュニアクラブ、浦和レッズジュニアユース、浦和ユースを経て、仙台大に進学。2年時に東北大学リーグ得点王。19年に横浜FCの特別指定選手。ポジションはMF。170センチ、65キロ。