J1清水エスパルスFW指宿洋史(30)が、今季リーグ戦初得点に意欲を示した。

4日のホーム大分戦(アイスタ、午後6時)に備え、1日は静岡市内で調整に励んだ。今季加入の指宿は4月のルヴァン杯で1得点を挙げるも、リーグ戦は6試合に出場し、ゴールなし。ただ、徐々に得点チャンスが増えている。「体も動いていて、すごくいい状態」とコンディションも万全だ。

前節横浜FC戦では後半25分から途中出場し、見せ場を作った。同40分に右クロスから合わせたヘディングシュートは右ポストに直撃。身長196センチの長身を生かしたプレーが光った。ただ、試合は1-1のドロー。「決めるチャンスを決められなくて悔しかった」と振り返った。次戦もベンチスタートが濃厚だが、「与えられた時間で100%の力を出すだけ」とゴールを見据えた。

チームは現在14位。19位の大分戦後には、勝ち点で並ぶ15位徳島との試合も控えている。下位集団から抜け出すためにも、勝利だけが求められる2試合。指宿は「勝つことだけしか考えていない。そこにこだわっていい準備をしたい」と、チームの思いを代弁した。【神谷亮磨】