20年なでしこリーグ女王の三菱重工浦和レッズレディースは、東京五輪代表MF塩越柚歩(23)のゴールで日テレ・東京ヴェルディベレーザに逆転勝ちした。

1点ビハインドで前半を折り返すと、後半開始からピッチに立った東京五輪代表FW菅沢が、39歳FW安藤のアシストを受けてファーストタッチで同点に。後半43分には、エリア内でシュートのこぼれ球に反応した塩越が反転してDFをかわし、ゴール右上を打ち抜いた。「自分ならここでターンできる感覚があった。パスの選択は一切なかった」と豪快に決めて、「いろんな方が注目してくれた中、お互いにいいゲームができたと思う」と内容にも納得の表情を浮かべた。

収容率の50%以下と制限付きでの開催でチケットは完売し、会場は2427人の観客で埋まった。菅沢は「結果も大事だけど、これから日本で女子サッカーが根付くためには、見ている人を楽しませるサッカーをすることが大事」と言い聞かせるように話した。