サガン鳥栖の福岡淳二郎社長(66)が、金明輝監督(40)の来季続投可否は、Jリーグの「パワハラ判定」の結果次第との考えを示した。

5日、佐賀・駅前不動産スタジアムで行われたファン感謝イベント後に取材対応。金監督の続投について「監督のところは今Jリーグの方の判断を待っているところで言えない」と明言を避けた。

それでも、続投を願うかの問いには「そうですね」。社長個人としては、今季7位躍進に導いた手腕を高く評価しており、続投方針の意向だ。

金監督が選手に対して行ったとされるパワーハラスメント行為に関しては、Jリーグ独自の調査が終了し、現在結果待ちの状況という。来季新体制へ向けて指揮官の去就が遅れれば、チーム編成にも影響しそうだ。

懸案は監督人事だけではない。主将のDFエドゥアルドやMF樋口、MF小屋松ら主力の大量流出危機にも直面している。だがJリーグからは財務の是正措置を命じられており、福岡社長は「財政的に厳しい状態が続いているので(編成は)予算とにらみながらになると思う。主力選手の意向もあるので、兼ね合いになると思う」と、現有戦力の維持は難しいとの考えを示した。