ガンバ大阪の元日本代表DF三浦弦太(26)の東京移籍が決定的となったことが23日、分かった。

関係者によると、三浦と東京の交渉は大詰めで、近く結論を出すという。複数クラブが獲得を打診した中で東京の条件が最も高く、契約延長を申し入れたG大阪も事実上、移籍を容認せざるをえない状況だという。

三浦は17年に清水から加入し、毎年30試合前後に出場する不動のセンターバックに成長。17年に初めて日本代表に選出され、この3年間はチーム主将を務めた。J1通算161試合5得点の成績で、年齢的にも大黒柱の存在だ。ビザが発給されれば、セルティックへの移籍が決まるMF井手口や、母国に戻る韓国代表DFキム・ヨングォンらG大阪は今オフ、相次ぐ主力の流出となり、クラブ側の衝撃は大きい。

G大阪は戦力ダウンを免れるため、韓国代表DFクォン・ギョンウォン(権敬源、29)や徳島DF福岡将太(26)らの獲得に動いている。一方でアルベル新監督が就任した東京は、既に仙台GKスウォビィクや名古屋DF木本の獲得に成功。三浦も加われば、守備力はJ1屈指となりそうだ。

◆三浦弦太(みうら・げんた)1995年(平7)3月1日、愛知県生まれ。大阪桐蔭、清水を経て17年G大阪移籍。19年アジア杯など日本代表として10試合1得点。推定年俸5700万円。183センチ、77キロ。