プロ3年目で初の開幕スタメンを狙う北海道コンサドーレ札幌のMF高嶺朋樹(24)が、今季初実戦でアピールする。

25日、沖縄キャンプで午前午後と練習を行った。26日にチーム初実戦となる対外試合が予定されている。「ボランチには多くの選手がいるので、1試合でも悪いプレーがあればポジションを取られると思う。監督の求めているビルドアップだったり、守備の強度、そこにプラスアルファして」と存在感を示すつもりだ。 大卒3年目。過去2年は開幕スタメンの座を逃してきた。1年目は30試合に出場も無得点。昨季は38試合に出場し、10月2日のガンバ大阪戦(パナソニックスタジアム吹田)で待望のプロ初ゴールを挙げた。「1年目、2年目、3年目関係なく、このチームを引っ張っていきたいという思いはある。1、2年目と違ってJリーグの舞台でやってきた経験と自信があるので、より一層このチームをタイトルに導けるようにやっていきたい」と語気を強める。

この日の午後練習ではミニゲーム中に左足首をひねる場面があった。その後退きアイシング治療。状態について佐川和寛トレーナー(45)は「大丈夫です」と大事に至っていないことを説明しており、26日の試合に影響はないようだ。高嶺は「開幕の試合に出ることは僕の中では当たり前というか、そういう位置付けをしていきたい」と気合は十分。開幕まで約3週間。多くはない実戦でアピールし続ける。