セレッソ大阪は宮崎キャンプ4日目の26日、J3テゲバジャーロ宮崎と今季初めての練習試合(30分×3本、一般非公開)を実施。試合は1本目にMF新井、FW北野(C大阪U-18=ユース)、3本目にMF清武がゴールし、3-1で勝利を飾った。

故障など離脱者が多く、ユースから3選手も出場。昨季までの主力と控えを分散させ、新加入との融合を図るようなメンバー構成となった。

先発はGK清水、DF毎熊、進藤、山下、丸橋、MF石渡(ユース)、中島、新井、乾、FW北野(ユース)、山田。2本目途中からほぼ全員が交代し、清武やDF松田陸、FW加藤らはこのタイミングで途中出場した。

就任2年目の小菊昭雄監督(46)との主な一問一答は次の通り。

-ここまでの感想を

小菊監督 まず沖縄キャンプが(新型コロナの影響で)中止になって、1週間ほど大阪でしっかりと戦える体、メンタル作りを含めて過ごしてきた。宮崎に入って戦術、攻守のデザインの共有、それらを落とし込もうと、この4日間やってきた。今季初の試合で肉体的にもかなり疲労困憊(こんぱい)の中で1人、約45分しっかりとトライしてくれた。攻守でやろうとしていたことができた。

-手術明けの乾は約30分間出場した

小菊監督 予想以上にいい回復状態でコンディションも上がってきている。本人はもう少し、試合をやりたかったと思うが、うまくブレーキかけながら調整している。

-試合の成果は

小菊監督 ユースの選手を含めて、今の段階はメンバーをミックスしながら全員が同じチームコンセプトを共有して、誰が出ても高いパフォーマンスが発揮できるようにしている。今日は全員が攻守のデザインを共有して積極的なトライをして、エラーもあったが、最初からうまくいくとは思っていない。全員がトライ&エラーをできたこと、自分たちで感じられたことが一番の収穫だ。

-今季のシステムは

小菊監督 ベースは昨年からの4-4-2、4-2-3-1を軸にやっていきたいが、個性的な選手が加入してくれたので、最大限生かせるチーム戦術を考えていきたい。たくさん準備しながら対戦相手、自分たちの状況によって、引き出しを使えるように準備していきたい。