名古屋や新潟で活躍し、今季はシンガポール・リーグのアルビレックス新潟・SでプレーしていたMF岡山哲也(35)が26日、古巣名古屋のクラブハウスを訪問し、現役引退を表明した。

 名古屋と新潟で、J1通算306試合54得点という記録を残すなど、J創設の93年から活躍してきた。

 17年間のプロ生活を振り返り「ケガなどで挫折して、1年や2年でやめる人も見てきた。人との出会いや運でここまでやれた。悔いはないですね」と晴れ晴れした表情で話した。

 今後は指導者を目指すという。古巣名古屋への愛はだれよりも強いようで「ボクは一流じゃなく、選手としては二流だった。でもグランパスを愛する気持ちは一流。これからも名古屋、グランパスに心をささげていきたい」と話した。