<J1:鹿島1-0磐田>◇第14節◇20日◇カシマ

 鹿島が磐田に辛勝し、消化試合が1試合少ない状況での単独首位をキープした。序盤から得意のパス回しでミスが多く、決定機をつくれなかったが、前半38分にMF野沢拓也の左サイドからのクロスをFW興梠慎三が左太ももで押し込み決勝点を奪った。後半に入ると磐田の猛攻にさらされピンチが連続したが、リーグ最少失点のDF陣がなんとかしのぎきり、完封勝ち。この日30歳を迎え、試合中に右こめかみ周辺を切り出血しながら戦ったMF本山雅志は「完封で勝てたのは大きい。疲れた時にしっかり守れたり、走れたから」と収穫を口にしていた。