<J2:鳥栖2-0C大阪>◇第22節◇21日◇べアスタ

 ホームの鳥栖が立ち上がりから積極的に攻めた。高めの位置でボールを支配し、2トップのFWハーフナー・マイクと山瀬が何度もチャンスメーク。得点には結びつかなかったが、前半11分、ゴール前でフリーのハーフナー・マイクがMF武岡の右クロスにヘッドで合わせた場面は決定的だった。C大阪は、激しいプレスからクリアミスやパスミスを連発、危うくオウンゴールを献上しそうな場面もあった。だが、鳥栖は点を奪えず前半は0-0で折り返した。

 後半も鳥栖ペースで進んだ。イレブンは運動量が衰えず、中でもFWハーフナー・マイクと山瀬が躍動した。山瀬は、左足から強烈なミドルシュートを連発。C大阪GK多田はパンチングでしのぐのがやっとだった。その後も攻撃の手を緩めない。そんな中、ついに均衡が破れた。後半29分、右サイドを突破したMF高地からパスを受けた山瀬が左足でゴールを決めた。終了間際には、縦パスを受けたハーフナー・マイクが2点目を奪った。C大阪は最後まで攻守に精彩を欠き、今季開幕戦に4-1で勝利した鳥栖に痛い敗戦を喫した。鳥栖は3連勝となった。