川崎FのGK川島永嗣(26)が、ナビスコ杯準々決勝第1戦・鹿島戦(15日、カシマ)を前に「タイトルをどれか取ろう、という気持ちじゃ1つも取れない」と気合を入れた。現在アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で8強に進出しており、4位につけるリーグ戦、天皇杯を含め、名古屋とともに4冠制覇の可能性を残している。

 07年は同じ状況でACLは準々決勝で敗退し、ナビスコ杯も決勝でG大阪に屈した。リーグ戦も5位に終わり、天皇杯は準決勝で鹿島に敗れ、結局1つもタイトルを取れなかった。「目の前のタイトルを目指すという、強い気持ちで戦わないと取れない」と、2年前の悔しい経験を生かすつもりだ。