<J2:横浜FC3-1東京V>◇第30節◇26日◇ニッパ球

 横浜FCのMF小野智吉(29)が、12試合ぶりの先発復帰戦でチームに今季4勝目をもたらした。右MFとして先発し、前半27分にはFW難波宏明(26)の左クロスから先制ヘッド。チーム7試合、608分ぶりのゴールを決めた。さらにFKから同23分にMF八角剛史(24)、同38分にFW安孝錬(31)の得点を立て続けにアシスト。八角が負傷するとボランチに回って守備でも貢献した。

 06年のJ2優勝時には右サイドバックとしてフル回転し「陰のMVP」とも言われたが、その後はケガ続き。今季も右ひざ負傷で出遅れた。だからこそ「ケガで戦列を離れて精神的にきつかった。出られた時には気持ちを爆発させようと思っていた」と話した。チーム最古参、7年目の「トモキチ」は「これを続けていきたい」とチームの復調を思って話していた。