世界レベルの指導で全国選手権へ-。スペインの名門バルセロナの下部組織元監督ジョアン・サルバンス氏(34)が24日、和歌山市の県立和歌山北高校を訪れ、サッカー・クリニックを行った。同校サッカー部の選手を対象に、午前に基本練習を指導、午後に紅白戦を観て技術や戦術をアドバイスした。例えばボールキープの指導では黒板を使い「シャビ(エルナンデス)ならこう走る」とスペイン代表MFの動きを例に説明した。選手権予選を控えた選手の表情も真剣そのもので、世界レベルの助言に聞き入った。

 同校サッカー部の内田善啓監督は「本場のサッカーを伝えたいが、なかなか機会がなかった。選手権(地区大会)に向けても、生徒にいい経験」と満足そうに語った。

 同クリニックをコーディネートした同県出身の直川真理さん(26)は「若いときに世界を知ることで選手の将来も変わるかもしれない。特に地方の公立高校で活動を広げたい」と話した。

 サルバンス氏は03年から3季に渡りバルセロナの14歳以下、12歳以下チームの監督を務め、現在トップチームで活躍するボージャンやドスサントスを育てた。06年にエスパニョールの17歳以下を指導した後、07年に来日し東海大菅生中学、高校のアドバイザリーコーチを務める。