◆遠藤保仁(えんどう・やすひと)1980年(昭55)1月28日、鹿児島・桜島町(現鹿児島市)生まれ。鹿児島実から98年横浜F入り。クラブ消滅で99年京都、01年にG大阪移籍。99年Wユース(ナイジェリア、現U-20W杯)の準優勝に貢献した。00年シドニー五輪は予選で主力だったが、本大会は予備登録メンバーで、出場はなかった。08年の北京五輪はオーバーエージ枠で選出されたが、ウイルス性感染症で代表を辞退。同年のアジアCLでは3得点9アシストの活躍でG大阪の優勝に貢献しMVPを獲得した。初出場のクラブW杯でも2得点と活躍しG大阪を3位に導いた。マンチェスターU戦で決めた相手GKの動きを見極めてから蹴る得意の「コロコロPK」がテレビ中継で世界に放映され話題となった。同年の全国のサッカー担当記者の投票によるフットボーラー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)に選出。「Jリーグ・アウォーズ」でも03年から6年連続でベストイレブンに選ばれている。日本代表ではボランチでの起用がほとんどだが、攻撃的MFもこなせる。178センチ、75キロ。家族は夫人と2女1男。