<天皇杯:仙台2-1川崎F>◇12日◇準々決勝◇ユアスタ

 今季J2優勝の仙台が、延長戦の末にJ1で2位の川崎Fを下した。前半35分にFW中島裕希(25)が先制。その後はJ2最少39失点の守備陣が相手の猛攻に耐えたが、後半44分に堅守が決壊。元仙台のDF村上和弘(28)に同点弾を許して延長戦に突入した。

 その後半3分、MF関口訓充(23)の左クロスを、FW平瀬智行(32)が頭でコースを変えて決勝点を奪った。3回戦の大宮、4回戦の東京に続くJ1勢3連破。クラブ記録をさらに更新する初の4強進出を決めた。手倉森誠監督(42)は「いつも通り、手堅い守備から攻撃に転じるプランでした。川崎F相手では、カウンターとセットプレーしかチャンスがないと思っていたので」と振り返った。

 29日の準決勝は、前回王者のG大阪と国立で対戦する。