昨季で現役引退した名古屋GK広野耕一氏(29)が、名古屋の育成普及部スクールコーチに就任することが28日、決まった。愛知・豊田市内のクラブハウスを訪れた広野氏は「また名古屋でサッカーにかかわることができる。その点はうれしい」とクラブ愛を口にし「イチから勉強して、ステップアップしたい」と将来、指導者としてのトップチーム復帰を目標に掲げた。

 昨季は高校(奈良育英)の先輩でもある日本代表GK楢崎正剛(33)が左手甲を骨折し離脱していた間にゴールを任され、リーグ6試合に出場するなど活躍。今季は、立場を替えて再びクラブのためにパワーを注ぐ。