Jリーグの新チェアマン候補が、鹿島の大東和美社長(61)に一本化されたことが16日、複数のJリーグ関係者の話で分かった。20日の理事会で互選し正式決定する。任期は2年。定年を迎えた鬼武健二チェアマン(70)は任期満了に伴い、退任する。

 早大から住友金属に入社した大東氏は、2006年に鹿島の社長に就任。経営面から、07年からの史上初となるリーグ3連覇を支えた。08年7月からJリーグ理事を務めている。

 Jリーグのチェアマンは大東氏で4代目。02年~06年まで2代目を務めた鈴木昌氏に続いて、鹿島出身のチェアマン誕生となる。

 大東氏は元ラグビー日本代表の経歴も持ち、早大時代の70年に主将として日本選手権優勝、76年には早大監督として全国大学選手権を制した。