首位の名古屋は27日、愛知・豊田市内で京都戦(28日、瑞穂陸)に備え、調整を行った。相手の京都はリーグ16試合勝ちなしと低迷しているだけに、勝利に飢えており必死で挑んでくることは確実。ドラガン・ストイコビッチ監督(45)は「もっともっと結果が出ていいはずのチーム。何度も繰り返すが、本当に気を付けなくてはならないチームだ」と警戒感をあらわにした。

 相手の秋田豊監督(40)は04年から3年間、名古屋でプレーした縁がある。在籍時は「闘将」と呼ばれるほどの激しさをチームに伝え、絶大な存在感を誇った。相手ベンチにいるだけで、プレッシャーとなる可能性もあるが、日本代表GK楢崎正剛(34)は「アキさんがベンチで声を出しているのは、選手時代も同じ。ウチのベンチでもすごい声を出していた。だから、ボクからすれば気にならない」と、平常心を強調した。