16位と降格圏内に転落した東京の大熊清新監督(46)が21日、東京・小平グラウンドでJ2降格阻止に向け、指導を始めた。練習開始の約2時間前、午前8時15分にクラブハウスに着いたという大熊監督は約1時間に及ぶスタッフミーティングを実施した。

 練習では自身が指揮した05年U-20W杯で指導したMF前田俊介に「何やってんだ。いつになったら本気で守備すんだよ。お前が、その程度の意識でやってるプレーは守備とは言わねえよ」と名指しで怒鳴り声を張り上げるなど、緊張感をみなぎらせた。大熊監督は「選手と考え方を擦り合わせていきたい。おれ以上に、選手間でのいいぶつかり合いをやっていかないと」と話した。