神戸の日本代表FW大久保嘉人が「孤独な自主練習」を行った。27日は神戸市内の練習場で、次節G大阪戦(30日、万博)に向け2部練習をこなした。

 大久保は午後練習が終わった後も、誰もいなくなったグラウンドに残ってボールを蹴り続けた。この日の神戸は真冬のような寒風が吹き、選手やスタッフはすぐにクラブハウスへ引きあげていったが、孤独練習は陽が沈むまで続いた。

 チームは現在、J2降格圏の16位に低迷。大久保は横浜戦(17日)で不可解判定で一発退場を受け、前節名古屋戦は出場停止だった。責任を感じているからこそ体を動かさずにはいられなかったのかも知れない。

 大久保は次節G大阪戦に向け「やっとさん(遠藤)が攻撃の起点になるから、守備でもガツガツいかないといけない。勝たないと本当にやばい。絶対に勝たんとダメだよね」と危機感を募らせた。

 07年の神戸加入後は、海外移籍も含みG大阪戦は6戦5発と結果を出している。チームのために勝利に貢献するつもりだ。