<J1:神戸4-0浦和>◇第34節◇4日◇埼スタ

 神戸が最終節で大逆転のJ1残留を果たした。崖っぷちに追い込まれていたが、浦和戦に4得点の大勝。勝ち点1差で追っていた東京が、京都に敗れたため、残留圏の15位になった。

 全選手が敵地に集まり、ほぼ勝利が決した後半ロスタイムには選手、スタッフらが泣きながら抱き合って喜んだ。

 33歳のベテラン吉田が2得点を挙げ、MF朴が加点。最後は18歳のFW小川がダメ押しの4点目。力を出し切って勝利を奪い、最後は運も味方につけた。

 和田監督は「今日の試合にまず勝って、その結果残留になるのか、降格になるのか分かりませんでしたが、とにかく勝って今の勢いを最後まで続けたいなという思いで、今日の試合に臨みました」と涙を流した。

 日本代表のFW大久保が左足肉離れで今季絶望になりながら、総力戦でJ1残留を成し遂げた。