<J2:大分2-2横浜FC>◇第38節◇4日◇大銀ド

 横浜FCのFWカズ(三浦知良、43)が、最終戦で自身が持つJリーグ最年長得点記録を43歳9カ月8日に更新した。後半5分にMF高地系治(30)のパスを受け、右足ミドルシュートを抜群のコントロールでゴール左スミに突き刺し今季3点目。今季は交代出場ばかりで「コースを丁寧に突いて試合をつくり、スピードのあるクルーン(巨人投手)に後を任せる方がいいね」と話していたが、1年5カ月ぶりの先発出場で言葉通りの一発。「完投しちゃったけどね」と、1年7カ月ぶりのフル出場を笑顔で振り返った。

 先発に意欲をみせながらも、今季は途中出場でもチームに貢献した。「いろいろな使われ方がある。先発90分だけがすべてじゃない」とも話した。プロ25年目にして「常にサッカーを勉強しているし、まだ成長できると思う」と、44歳で迎える来季に向けて話していた。