契約満了により今季で退任する浦和のフォルカー・フィンケ監督(62)が、就任から2年間指揮を執ったクラブに別れを告げた。天皇杯敗退から一夜明けた26日、さいたま市内のクラブハウスで解散式を実施。自ら軽食を用意して全選手やスタッフ、報道陣に振る舞い、ペトロビッチ新監督を迎える来季の躍進を期待した。来年2月からブンデスリーガのケルンでスポーツディレクターに就任するフィンケ監督は「選手、チームには将来性がある。プロセスがあってこそ、結果が出る。長期的なものがあってこそ成功を収める。それを心の底から願います」と話した。