<慈善試合:G大阪2-2神戸>◇27日◇万博

 前半3分にゴール前へ走り込んできたG大阪のMF佐々木勇人が、右足でいきなり先制ゴールを決めた。被災地の宮城県塩釜市出身の佐々木は、東北に勇気を与えるために序盤から全力プレーを見せた。神戸は4分に18歳のMF小川慶治朗が1-1とする同点弾。G大阪も29分、青森山田高から大体大へ進んだ大卒新人のFW川西翔太がこぼれ球を左足で押し込み勝ち越し。

 前半はG大阪が2-1とリードして折り返した。

 後半に入ると31分に福島県出身の神戸DF茂木弘人のクロスを、途中出場のFW都倉賢が押し込んで再び2-2の同点に。

 結局、試合は2-2の引き分けで終わった。

 Jリーグ選抜として29日の日本代表戦に出場する神戸FW大久保嘉人は先発し、後半15分まで出場。G大阪FW平井将生はベンチ外だった。