日本サッカー協会の田嶋幸三副会長(53)が20日、東京・文京区のJFAハウスで中国サッカー協会視察団として来日中の中国国家体育総局の蔡振華副局長(50)、中国協会の韋迪筆頭副会長(56)と会見した。

 同視察団は日本サッカー界の組織などを学び、中国の成長につなげることを目指すもの。卓球世界選手権男子ダブルスなどで世界王者になったこともある蔡副局長は「日本と中国は選手の(レベルの)差を感じるが、協会の組織にも差があると思っている。我々は素直に差を認めて、その上で何を頑張るかを考えていきたい」と話した。21日には浦和の下部組織、22日にはJ1横浜-浦和戦を視察した後に帰国する。

 田嶋副会長は「我々は快くこのような協力はやっていきたい。台湾、ミャンマー、オマーン、バーレーンなど他の国々からも(視察などの)話が多くある」と前向きに話していた。