<高校サッカー選手権群馬大会:桐生一3-2前橋育英>◇決勝◇13日◇群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場

 桐生一が大逆転勝利で、全国高校選手権初出場を決めた。1人少なくなった前橋育英に対し、2点ビハインドの後半30分にMF池田稔樹(3年)がまず1点。同37分には途中出場のDF宮崎陽(3年)が左サイドからのクロスに合わせ同点とした。延長前半4分、FKから相手GKがはじいたこぼれ球をMF金田理央(3年)が右足で押し込み試合を決めた。金田は「絶対勝つという気持ちで死ぬ気で走りました」と笑顔。新潟入りが内定しているFW鈴木武蔵(3年)も、抜群の速さでゴールに迫り、会場を沸かせた。この日は7本のシュートを放つも無得点に終わったが「とにかくチームが勝ったことがうれしい。選手権では点をとりたい」と決意を示した。