なでしこリーグを運営する日本女子サッカーリーグは22日、東京・文京区のJFAハウスで理事会を開き、なでしこリーグの2012年シーズンの優勝賞金などを新規承認した。これまでは優勝チームにのみ賞金500万円が贈られていたが、「なでしこジャパン・ブーム」でスポンサー収入が増えたこともあり、今季からは2位に300万円、3位に100万円の賞金が追加で贈られることになった。また、5月にはリーグ初の試みとなる新人研修会も行う予定だ。

 さらに、なでしこリーグチームスタッフ雇用事業も新たに実施する。選手を対象にチームスタッフとして雇用する費用をリーグが補助する。補助額は各チームに1年で約200万円を上限とする。同リーグの田口禎則専務理事(46)は「強いチームだけに賞金などがいくのではなく、この時期に全チームが底上げできるような形にしたかった」と新たな試みについて説明した。