日本サッカー協会の小倉純二会長は9日、代表選手の休養期間の確保を目的に、シーズンを現行の3月開幕から8月開幕へ変更することをJリーグ側に提案していることを明らかにした。「8月に開幕して1、2月は休ませるとか、選手の休みをどこに設けるかが大事」と話した。

 2015年のアジア杯がオーストラリアで1月に開催されることに備え、14年までにシーズンを移行するためには、来季の日程を変則的にする必要も出てくる。

 Jリーグの中野幸夫専務理事は「来年の日程にも絡むので、夏までには(方向性を)出さないと」と述べた。

 シーズンを「春秋制」から「秋春制」へと移行する議論は過去にも重ねられたが、Jリーグ側の反対もあって実現には至っていない。