サッカー元日本代表の松田直樹さんの一周忌を迎えた4日、J1の横浜が横浜市内にある練習場のマリノスタウン前に設置した記帳台には、故人をしのんで多くのファンが集まり、白地の旗に名前を記した。

 クラブ関係者によると、松田さんが亡くなった午後1時6分には、居合わせた約100人が黙とうをささげ「ナオキ・コール」が湧き起こったという。会場には、在りし日の松田さんの写真パネルも展示され、横浜時代の松田さんのユニホームを身につけた人たちが見つめた。千葉県東金市の山本恵さん(31)は「松田さんが好きだった人がいっぱい来るかなと思って、来たかった」と涙を浮かべた。

 松田さんが亡くなった当時に、所属していたJ2の松本でも本拠地の長野県松本平広域公園総合球技場前で旗に記帳を行った。