<なでしこリーグ:INAC神戸4-0福岡AN>◇第11節◇23日◇広島第一球技場

 首位のINAC神戸が福岡ANを4-0で下し、勝ち点を31に伸ばした。前半42分にMF大野忍(28)が、8月3日のロンドン五輪準々決勝ブラジル戦以来となるゴールで先制。後半2分にはFWゴーベルヤネズ(24)が追加点を決め、後半21分にはFW高瀬愛実(21)が得点ランキングトップに並ぶ今季11点目。後半23分には大野が再びPKで4点目を加えた。豪快ミドル弾を決めたFW高瀬は「自分は点を取るのが仕事だし、それがないと次がないという思いでやっている」と話した。

 また試合前には、前節の大阪高槻戦で日本でのリーグ通算250試合出場を決めたMF沢穂希(34)に花束が贈呈された。沢は「米国でやっていた期間も日本でやっていたら、どれくらいになったんだろう」としみじみ振り返り「1試合1試合の積み重ねで長年やってきた。もっといろんな選手にも長く活躍してほしい」と、後輩たちにもエールを送った。