<Jユース杯:G大阪1-0横浜>◇22日◇準決勝◇万博記念競技場◇日刊スポーツ新聞社主催

 G大阪が4年ぶり5度目の優勝へ王手をかけた。前半42分にゴール前の混戦からオウンゴールで挙げた得点を、G大阪が最後まで守りきった。ともに決定力を欠いたが、固い守備で好試合となった。

 勝ったG大阪の梅津博徳監督(33)は「もっと自分たちで仕掛けていけと(ハーフタイムで)指示した。もっとゴール前に行く回数を増やしたい」と課題を挙げた。主将のMF福田浩規(18)は「すごい先輩たちと同じ舞台に立てる」と決勝進出を喜んだ。前回優勝の4年前はMF宇佐美貴史(現ホッフェンハイム)らを擁した。決勝は24日に大阪長居スタジアムで行われる。

 敗れた横浜は2年ぶり2度目の優勝を逃し、無念の3位に終わった。松橋力蔵監督(44)は「選手間の距離が遠く、ほころびが出てしまった」と振り返った。FW伊東海征(18)は「みんなが作ってくれたチャンスを決められなかった。点を取っていれば流れはきていたのに」と悔し涙を流した。