<プレナスなでしこリーグ:仙台レディース1-0千葉>◇第12節◇29日◇角田市陸上競技場

 仙台レディースがホームで千葉に競り勝った。後半6分、DF山本りさ(28)がエリア内で千葉FW深沢理沙(27)を倒してPKを献上。絶体絶命のピンチだったが、深沢のPK失敗に助けられると、32分にMF上辻佑実(25)が右CKから左足で直接たたき込んで決勝点を奪った。

 上辻は「たまたま、ラッキーです。思い切り蹴ったらいい形になりました」と謙遜したが、千葉泰伸監督(42)は「スーパーゴールでしたね」と絶賛していた。

 後半20分には、右足のケガで26日のなでしこジャパンの親善試合ナイジェリア戦を辞退していたMF鮫島彩(26)も途中出場。相手DFラインの裏を果敢に突いてチャンスを作るなど、まずまずの動きを見せ「コンディションは徐々に上がってきています」と納得の表情。首位INAC神戸が岡山湯郷に敗れるなど、上位との差は少し縮まったものの、鮫島は「上は近くなったけど、下も離れていない。ここからはひとつも落とせない」と気を引き締めていた。