<高校サッカー:東福岡2-0三鷹>◇1回戦◇30日◇駒沢

 東福岡が苦しみながら初戦突破した。開会式直後の開幕戦は、三鷹応援団がスタンドを埋め尽くす完全アウェー状態。相手の体を張った気迫の守備に手を焼き、前半を0-0で折り返した。

 だが、東福岡は森重潤也監督(49)からハッパをかけられて臨んだ後半に執念で2点をもぎ取る。同2分、横浜入りが内定しているMF中島賢星主将(3年)が左CKを打点の高いヘディングで先制。同19分、またしてもCKからDF小笠原佳祐(3年)のヘディングで加点した。流れの中で得点できず、MF中島主将は「難しい展開だった」と反省しつつ、白星発進に「独特の雰囲気の中でいい経験になった。最終的に勝てて良かった」と前を向いた。