<高校サッカー:京都橘3-0第一学院>◇2回戦◇2日◇味フィ西

 初優勝を目指す京都橘が、第一学院(茨城)を下し3回戦進出を決めた。

 前半は、両者かたさもあり、決定機を作りきれず。

 後半からは、京都橘のエースFW中野克哉(3年)がドリブルで仕掛けて、好機を演出。同15分、DF小川礼太(2年)からのロングパスを中野が受けてドリブル突破し、最後は左足でしっかり決め、先制した。

 中野は「思い切って打つしかないと思ってたんで。先制できて、チームもメンタル的に楽になれた」とほっとした表情を浮かべた。

 これで波に乗った京都橘は、同36分に途中出場のMF堤原翼(1年)が追加点、ロスタイムにMF前川太一(3年)がダメ押し点を決め、快勝した。

 前々大会は準V、前大会は4強とあと1歩で涙をのんだ。「3度目の正直」を目指す米沢一成監督(40)は「後半よく立て直してくれた」と選手をたたえた。