<高校サッカー:前橋育英1-1(PK6-5)山梨学院大付>◇3回戦◇3日◇駒沢

 山梨学院大付は負傷のエースを投入したが、勝ち越せなかった。

 FW伊藤大祐(3年)ら前線選手のスピードに乗ったドリブルでリズムをつかむと、後半2分に伊藤の仕掛けでチャンスをつくり、FW宇佐美佑樹(3年)がドリブルからの右足シュートで先制した。

 しかし同10分にセットプレーから失点し、追いつかれた。そこで同12分、宇佐美に代えて右ひざ打撲で先発を外れていた、J2岐阜内定のMF小川雄大(3年)を投入。勝ち越しを狙った。しかし同24分の小川のシュートは、ポストを直撃して惜しくも外れ、チームはPK戦で敗退。小川は「こんな時期にケガして、みんなに申し訳ないと思っていた。何とかゴールに直結するプレーをと思っていたけど…。(ポスト直撃のシュートは)運がなかったです」と肩を落とした。