Jリーグが、スポーツ界の社長やGMなどの人材育成に本格的に乗り出す。30日、東京・JFAハウスで人材育成事業「Jリーグヒューマンキャピタル(JHC)」の概要を発表した。

 立命館大と提携し、50人を公募。1年目に立命館大やJリーグが提供するスポーツマーケティングやコミュニケーション論などの講義を受け、2年目は5人前後に絞り込んだ上でJクラブなどでの実地研修を実施。3年目からはJリーグやJクラブなどのスポーツ界の各企業に就職する。

 村井満チェアマン(55)も選考面接に臨む予定で、将来、トップに立てる人材を本気で育て上げる。この日、会見した村井チェアマンは「Jリーグがスポーツ経営の人材を本格的に育てようと。Jクラブからではなく、一般社会から集めたい。スポーツ界に一生をかけるくらいの人材に来てもらいたい」と話した。

 ◆JHCの募集概要◆

 2月14日に講座説明会が東京・JFAハウスで行われる。その後、専用サイト上で出願受付がスタート。第1次審査(書類選考)の後、3月下旬に第2次審査(面接)を行った上で、4月上旬に結果が発表される予定だ。講座説明会への参加は専用サイト(www.jhc-ritsumei.jp)より申込受付。合格した第1期生の1年目の講義は5月~16年2月にかけて行われる。1年目の受講料は30万円で91コマ。問い合わせ先はJリーグ・立命館「JHC教育・研修コース」事務局。電話075・813・8166。