サッカーの元日本代表主将で、ワールドカップ(W杯)に2度出場した宮本恒靖氏が3日、大阪府吹田市のグラウンドで、コーチに就いた古巣G大阪の13歳以下チームを初指導した。

 身ぶり手ぶりを交えるなど精力的に動き、試合形式の練習ではプレーも見せ「この世代はぐっと伸びると聞く。自分の経験を落とし込めた時の変化が楽しみ」と期待を込めて話した。

 7日に38歳になる宮本氏はG大阪の下部組織で育ち、2005年のJ1初優勝に貢献。W杯は02年日韓、06年ドイツ両大会に出場した。神戸に在籍した11年で現役引退後、国際サッカー連盟(FIFA)が運営する大学院「FIFAマスター」でスポーツにまつわる法律や経営などを学んだ。Jリーグで監督を務めるために必要な公認S級ライセンスの取得も目指している。